Pixel 10シリーズが登場し、ガジェット界隈がにわかに賑わいを見せています。
私自身は現在Pixel 9 Proを使用しており、今回はストアクレジットの都合もあって買い替えを見送ることにしました。
初めてPixelに触れたのはPixel 6a。その後、Pixel 7 → Nothing Phone (2) → 9 Proと機種を変えてきましたが、ケースだけはずっと変わらず、韓国のメーカー「Ringke」のものを使い続けています。
会社貸与のiPhone SE3に関しても自前で購入してまで使っていました。
今回は、Pixel 10を購入してケース選びに迷っている方、あるいはケースの買い替えを検討している方に向けて、私が信頼しているRingkeケースの魅力を紹介したいと思います。
Ringkeケースとの付き合い
私が初めてRingkeのケースを購入したのは、2017年にOnePlus 5を使っていたときのことでした。
日本未発売のスマートフォンということもあり、国内では対応ケースの流通がほとんどなく、自然と海外メーカーに頼ることになりました。
とはいえ、Spigenのような「定番」ブランドを選ぶのも面白みに欠ける気がして、少し冒険してみようと思ったのがRingkeとの出会いです。
購入の決め手は、背面がクリアであること。
せっかく珍しいスマホを使っているのだから、そのデザインやアイデンティティを隠してしまうのはもったいない。Ringkeのケースは、保護性能を備えつつも、端末の個性をしっかり見せてくれるところが魅力でした。
その後、Pixel 6a、7、Nothing Phone (2)、そして現在使っているPixel 9 Proまで、機種が変わってもケースはずっとRingke。
Amazonの購入履歴を見返してみると、もはや「定番」になっていることに気づきます。

なぜRingkeを選び続けているのか
ちゃんと、守ってくれるから
最近だとノートPC、スマートフォンなどのモバイルデバイスでもよく目にするようになった「MIL規格準拠」ですが、Ringkeケースでも多くのモデルが「MIL規格取得」と書いてあることを信用しているからという結論になってしまいます。
ハードウェアの耐久性を推し量るのに、この文字列は非常に助かる基準です。
しかし私は2017年からずっとRingkeのケースを使い続けて、おそらく通算で50回以上は派手にスマホを落下させているのですが、どの端末もヒビ一つ入らずに役目を全うしてくれました。
Ringkeではコーナー部分に空気だまりができるような構造になっており、それが衝撃を分散させるというもののようです。

MIL規格とは、米国防総省で定められた20以上の試験項目があり、温度、湿度、振動、衝撃などなど、過酷な環境に耐えられることを証明する一つの指標になっています。
ただ、全項目をクリアする必要がないこと、あくまで試験項目に過ぎず社内での試験でもOKなため、盲目的に信用しない方がいいとは思います。スマホケースの場合、「落下試験」のみを実施していることが多いようです。


実際にPixel9 Proも胸の高さから盛大に落としたことがあるのですが、無傷で済んでいます。
そもそも、落としにくくなるから
サイドが均一ではなく凹凸などがあり手に引っ掛かりやすくなっています。ものによってはシボ加工がありより滑り止め効果が高くなっています。表情に変化があるので、シンプルなデザインが好みの人には向きませんが、これはこれで中華格安ケースと比べて高級感ととらえることもできるかもしれません。


好みのデザインがあるから
これはもう主観ですが、デザインの傾向としてはラギッドなものから、スマートなものまで数多くあります。ゆえに自分の好みの傾向に合わせて選択しやすいと思います。公式サイトを開くと正直全部見るのも面倒くさい現実的ではないかもしれません。
当初はFusionシリーズのみだった(気がしている)ので、マーケット要因もあるかもしれませんが、プレーンなものが主体でした。とはいえ、ポリカーボネートとTPUの複合系ケースで、2年以上使っても素材の接合部に破損や亀裂が入らない品質は、どのシリーズを選んでも大丈夫という信頼につながっています。


Pixel 10シリーズ向けRingkeケースの紹介
Pixel9 Pro+Ringkeケースユーザーの私が、Pixel10シリーズ向けのRingkeケースをかいつまんでご紹介します。
Fusion / Fusion Magnetic
一番スタンダードなシリーズで、普通のケースが欲しい人向けだと思います。クリアーとマット(艶消し)クリアーの二つで、マグネットが選べるのはクリアーのみです。
背面はポリカーボネート、側面はTPUがフュージョンしていることからこの名前なんだと思います。
- 素材:PC + TPUのハイブリッド
- 特徴:黄ばみにくい、耐衝撃、ストラップホール付き
- MagSafe互換で吸着時の強度も十分
Fusion-X / Fusion Magnetic
ラギッドなデザインで、見るからに頑丈そうに見えるだけじゃなく実際にFusionよりもクッション層が厚くなっているケースです。背面はフュージョンシリーズ同様ポリカーボネートですが、側面はブラックしかなく、スマートさとタフさを併せ持つようなものが好きな人向けだと思います。
個人的にはサイドがクリアーじゃないことがむしろメリットで、経年の黄ばみから解放される点は大きいです。
またCamo Blackは過去に使ったものではポリカーボネートに斜めのギザギザが加工されているので、滑り止め効果や手垢を気にしなくていい点も実用的です。
マグネット内蔵がクリアのみなのはなぜ?
- よりタフなデザインで、アウトドアやアクティブな使い方に最適
- かといってごつ過ぎて本来のデザインが見えなくなるのはイヤという方に
- 滑り止め加工、エアクッション設計なども魅力
Onyx
私がPixel 9 Proで使用しているシリーズはこちら。クリアーでないためPixelのデザインは最もスポイルされてしまいますが、一番気に入っている点はフルカバードデザインという点です。
カメラバーのベゼル(額縁)部までカバーされ、金属あるあるのへこみなどから守ってくれるケースは、Pro・無印兼用が目立つPixel9、10においてはかなり珍しいです。ゆえにProと無印それぞれ専用デザインとなっており、買い間違えに注意です。マグネット内蔵はダークグリーンとブラックのみなのはなんでだろう。


- フルカバードデザイン
- もっとも実用的で、エアクッション、滑り止め加工などすべてが「守るため」のデザイン
まとめ:Pixel 10シリーズを初めて使う人へ
Pixel 9 Proに至るまでいくつもRingkeのケースを使用してきたのでPixel10だからこうということはありませんが、Proに関してはサイドフレームがツルツルなため、ちょっと手汗が出ているだけでもするっと行きやすいデザインになっています。
せっかくシリーズで最も好評を得ているデザインなので、できるだけデザインを尊重したケースがよいとは思うものの、カメラの性能もあることから「いつでもどこでもすぐ撮影できる」安心があったほうが、カメラスマホとしての真価を発揮できるというものです。
今回ご紹介したRingkeケースは正直なところ有名というわけでもないとは思いますが、通算で5台使ってきた私としては、自信をもって推せると思っています。どのシリーズをとっても、実用性はきちんと考えられており、そのうえでデザインをしていることがうかがえます。「いつでもどこでもすぐ撮影できる」ように守ってくれるケースとしていい選択肢になります。というか、私自身がその恩恵を受けています。オススメです。
一昨日も車から降りるときにアスファルトに落としましたが、守ってくれました。私に関しては1年使っているだけなのに4回も落とすような注意力を何とかするほうがケース選びよりずっと大事かもしれません。
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