初めてクラウドファンディングに参加しました
今日はあるキーボードのクラウドファンディングのカラバリ別プロジェクトが全色達成ということでこれについて取り上げたいと思います。
クラウドファンディングサービスは複数あると思いますが、今まで「よくわからないもの」として近づきませんでした。悪評も多く聞いていたため、「なんとなくリスキー」な印象を持っていたのもあります。商品としてある程度リスクが担保されており、そのリスクを超えても欲しいと思う商品をキャッチしていなかったということもあると思います。
私は慎重なので、何事もリスクとコストとパフォーマンスを天秤にかけがちですが、今回はその天秤が、「ほしい」の方に傾いた格好になります。
富士通のモバイルキーボードに出資しました
富士通といえばPC界隈でのブランド力は数十年の歴史もあり、説明の必要も、疑う余地もないと思います。もうそれだけで、リスクは最小限に抑えられていると思いました。また、その富士通がとても挑戦的なクラウドファンディングという形で、新たなキーボード“UHKB”を世に送り出すことになったということで、参加しない理由を探す方が困難だったと思います。
非常に軽量でタッチパッド付き、それでいて打鍵感にこだわっていて、バックライトまでついている。ほかのメーカーではやらない突き抜けた製品だと思いました。
UHKBのスペック
製品の予定仕様は以下の通り。内容はクラウドファンディングサイトを参考にしています。そちらにも注意書きはありますが、確定のスペックではないようですので、変更が入る部分もあると思われます。
キーピッチ | 約19mm |
キーストローク | 約1.5mm |
ポインティングデバイス | フラットポイント(タッチパッド) |
サイズ (幅 x 高さ x 奥行) | 302.6mm × 161.8mm × 約10.9mm |
重量 | 約350 g |
Bluetooth | 5.0 (Bluetooh Low Energy) |
充電コネクタ | USB Type-C x1 (USBキーボードとしても動作) |
充電池 | 内蔵型リチウムイオン充電池 |
バッテリー持続期間 | 最大約1ヶ月 |
接続形式 | Bluetoothx3プロファイル+USB Type-C接続 |
ここで特筆すべきは、薄型なのにキーストロークが1.5mmもあるということ。現行のノートPCが1.0~1.2あたりなので、この中ではかなり深い方です。また、Bluetoothは3台までのマルチペアリングに対応していて、有線接続も可能なようです。
ジサカーには触る機会の多いBIOS、UEFIは、有線接続のキーボードが必須なところ、有線に対応もしており、これ一台PCのすべてが触れるという点は非常に大きいと思います。
キーボードが好き
私は今FPUのHappy Hacking Keyboardを使用しています。ブログを書き始める前から使っていたのですが、物書きとしてはこれ以上ないツールだと思っています。このキーボードに至るまでもRealforceシリーズなど、いろいろと高級キーボードを触りました。
ただ、原点は初めて自身の所有PCに付属していた、PC-9821のキーボードであり、生涯のベンチマークキーボードになっていると思います。
今回Happy Hacking Keyboardという相棒がありながら、このキーボードに手を出すことにしたのには、単純にキーボードが好きだから触ってみたかったという以外にもいくつか理由があります。
- 優れたプロダクトであると感じたから
- 普段HHKBを使うユーザーが満足できる(と思われる)タッチパッド搭載モバイルキーボードだったから
- 国内企業を応援したかったから
PCが売れなくなって久しい中、このようなとがったプロダクトを世に送り出せる企業はそう多くないだろうと思います。富士通はかつてとがったプロダクトを毎年のように出していましたが、今回はリスクをヘッジしたクラウドファンディングという試みで、再び世に送り出そうとする姿勢はぜひ応援したいと思いました。
納品は2022年3月
納品は年度末ということでまだまだ期間はあります。クラウドファンディング自体は2021年10月12日までとなっています。決済は当たり前ですが参加と同時のため、払ってから届くまでがかなり空いてしまうものの、それを超えて期待できるものだと思っています。
また、このプロジェクトは富士通という1企業の取り組みではありますが、これが成功例となれば、また国内の企業からこのような製品が出てきたり、クラウドファンディングを活用した挑戦的な取り組みが増えてくるものと思います。
そのためにも私は応援したいと思い、参加しました。
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